2年に1回、そして30年以上
クラッシックバレエの明かり
AM11:30
ベースの明かりはステージ上にある前後3本くらいに吊られている照明を、ステージ床面に落ちてくる光がフラットに、うまくつながるように位置を調整する。これが“地明かり”と呼ばれているものだ。これを何色か用意し、袖幕や一文字幕という舞台のフレームになる部分に光がかからないように注意しながら、そのセッティングを終える。それから順繰りに“ねらい”と呼ばれる、何かをねらって点灯する予定の照明を当て込む。これは、他のステージでもだいたい同じ段取りではあるが、このマリアバレエでは午後から生徒達のリハーサルも始まるので、時間が限られている。いけるところまでやってリハーサルが終わる夜にまた続きを行うのだ。
パキータ
PM12:00
このマリアバレエクラスの発表会は、毎回衣装や小道具が可愛らしく洗練されている。そのひとつずつを先生が手づくりされている。それだけではなくアイロンがけやちょっとした直しも先生は、率先してやっているのだ。振付、演出という作品づくりだけでも大変であるのに。先生と2年に一度お会いすると、今回の作品つくりの日々について少しだけ楽屋で話しを聴く時間があるのだが、ほんとうに生徒ひとりひとりのことをよく覚えていて、このバレエクラスに本当に愛情を注がれている方だなあといつも思う。そんな先生は、劇場入りすると「もう私の仕事の山場は過ぎた。」と言って「終わったら、美容室に行って、ドンキ全幕の公演見て。。。」などとリラックスしながら、アシスタントを務めるNさんに今日明日の指示をする。
